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2015年度 公開講演会

日程:2015年5月23日(土)13:40~16:30

場所:立教大学池袋キャンパスマキムホール M301教室


テーマ:いまあらためて社会デザインを考える

危機の中の社会統合~ともに生きる条件とは何か


趣 旨

私たちは一人で生きることができない。ところが、21世紀に入り、ともに生きることの困難を思い 知らせる出来事が地球的な規模で頻発している。中東やアフリカでの戦闘、拉致、居住地や共同体の 破壊、住処を追われて海を渡ろうとする難民の遭難、欧州でのテロ事件と排外主義…そして頻発する 巨大災害。これらの出来事を私たちは他人事のように眺めてきたが、まさしく他人事のように眺めて きたことによって21世紀の文明社会の危機は取り返しのつかない事態に直面してはないか。しかし、いま私たちに求められているのは、「オオカミが来た…」的な警鐘をならすのではなく、 いかにして皆が共に無事に生きられる世界を作っていくか、そのための条件は何なのか、について地 道に思索を深めることではないか。21世紀社会デザイン研究科は2002年の設置以来、地球規模の危機管理の必要を唱えて研究教育活動 を展開してきたが、目的を共有する社会デザイン学会との共催でシリーズ「いまあらためで社会デザ インを考える」を企画した。今回はシリーズの序章として「社会統合」を中心テーマに、宗教、ジェンダー、貧困、移民、等に 関わる課題をとりあげ、講演とパネル討論を行いたい。具体的には、浪岡新太郎氏に欧州の移民問題を通して見える女性の社会的条件とイスラムの関係に いて、藤巻秀樹氏には日本における多文化共生の現状と課題について、また、坂本文武氏には社会学 の視点から共同体論におけるコミュニティ概念の変遷と今後の課題についての講演をお願いする。モ デレーターの笠原清志氏にはバングラデシュにおける貧困解決の努力の事例を念頭に討論の道案内を お願いする。

 

講 師:浪岡 新太郎 

明治学院大学准教授 藤巻 秀樹 

北海道教育大学教授坂本 文武 

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科准教授 笠原 清志 跡見学園女子大学教授


リレー講義のご案内

後半は研究科のリレー講義に参加となります。


テーマ:地方創生と日本の未来~フィールドワークからの気付きと学びのシェア

主 催:立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科

日 時:2015年5月23日(土) 16時40分~18時10分

場 所:立教大学池袋キャンパス マキムホールM301教室

講 師:石川 治江 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授

2015-05-23

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